1日はみんな同じく24時間ですから、パフォーマンスが高い方がたくさんのことができますよね。
一流の人か気にしている「コンディション」には、そのパフォーマンスのたかさの秘訣があるのではないだろうかと考えて、この本を読んでみましたので、レビューします!
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パフォーマンスにこだわる重要性
せっかくできる力を持っているのに、いざとなるとそういった力が出せないことってありませんか。
わたしはいつも、その日のパフォーマンスは、朝起きてみないとわからないという状態で、一種のギャンブルのようなものでした。
でもそれって、すっごくもったいないことなんですよね。
いつでも自分のパフォーマンスをあげたいときに高いパフォーマンスを発揮することができれば、すごく良いと思いませんか?
そしていつも高いパフォーマンスを発揮し続けることができれば、今よりもっとたくさんのことができるんじゃないかなと思うんです。
それについて、本書にはたくさんのハイパフォーマンスを引き出し、維持するための方法が書かれていました。
どれも具体的に書かれているので、すぐに実践できることばかりだったのがとても好印象でした。
デトックスをして身体をリセットする
ローパフォーマンスになってしまっている原因として、体の中に老廃物がたまってしまっているということが書かれていました。
特に胃腸のなかを一度リセットする意味で、フルーツを利用したデトックスが勧められていました。
「フルーツを食べてデトックスするなんて、仕事もあるんだしできないよ」と思うかもしれませんが、うまく現代人の生活に取り入れる方法が書かれていました。
飲み会があるときにはどのようにフルーツの食事を取り入れていけば良いかなどが書かれているので「ルールを破ってしまったから、もういいや」などと断念しなくて済むように方法が書かれています。
そのため、わたしも普段の生活に取り入れてうまく実行することができました。
デトックスで体が軽くなった!
フルーツを食べてデトックスすることですぐに実感したことは「体が軽くなった!」ということでした。
実際に体重計に乗ったときの重さのことではなく、フットワークというか気分的なものが軽くなってきたのです。
そのため、なんとなくすっきりした気分で1日過ごすことができたり、やる気のようなものが出てきたリしました。
これは確かに「高いパフォーマンスを維持する」ということについて有効だと感じました。
体型などの変化は実感できず……
「痩せる」「肌がきれいになる」といったことが起こる方もいるようでしたが、わたしには特にそのような変化はありませんでした。
もちろん、もっと長く続けていればそうした効果が表れた可能性はありますが、目に見えて肌や体型に変化は出ませんでした。
わたしの場合はフルーツしか食べていなかったにもかかわらず、それほどフルーツをたくさん食べていなかったのも、肌に変化が現れなかった原因かもしれません。
意外とフルーツでも、それほどたくさん食べなくてもお腹いっぱいになるものでした。
ハイパフォーマンスでいられるよう生活習慣を身に着ける
身体の調整としてデトックスを実行したからといって、その状態がずっと続くわけではありません。
もとの生活に戻れば、胃腸の状態も今までの状態に戻ってしまいます。
こちらの本ではそうならないために、普段の生活にフルーツを取り入れていって「ため込まない」ようにする方法が書かれているほか、睡眠などについても「高いパフォーマンスを発揮する」ということに焦点をあててコツが紹介されています。
食事だけにとどまらず、睡眠についてや、その他サプリメントや栄養ドリンクなど、身近なものとパフォーマンスについての関係についても書かれています。
「疲れが残っているときには栄養ドリンクに頼っている」
「食生活の乱れはサプリメントで調整している」
「とりあえず眠いときにはコーヒーで乗り切る」
ビジネスシーンで活動していくために、こういったことを行っている方は、こちらの本を読んで「普段の生活はパフォーマンスの向上につながっているだろうか?」と見直してみるのも良いですね!
ハイパフォーマーの特徴
最後に、ハイパフォーマーの考え方などについて書かれています。
一流のビジネスマンが「今日のパフォーマンス」に注意するのは、なにも「その日のアフターファイブを楽しく過ごすため」ではないでしょう。
次の査定のタイミングで出世をする、将来的に達成したいビジョンがある、形成したいキャリアなど、将来のことを考えて、その日その日のパフォーマンス向上に努めているのではないでしょうか。
そうした一流のビジネスマンの考え方についても触れており、考え方から一流のビジネスマンに近づくこともできます。
こちらに割かれているページ数は少ないですが、コンパクトにまとまっているため、エッセンスはじゅうぶんに取り入れることができるのではないでしょうか。
情報にとらわれすぎない
こちらの本を読んでいて気になったのが、「情報にとらわれすぎない方が良いのではないか?」ということです。
栄養などについては、研究が進むにつれ捉えられ方が変わってくるものがあります。
たとえば、以前はコレステロールの摂りすぎになってしまうため卵は1日1個までにした方が良いと言われていましたが、現在は特に気にしなくて良いそうです。
このように変わってしまうこともあるため、絶対的に実行しなければならないという考え方よりも、できることから取り入れていく、パフォーマンスを落としそうなことはなるべく避ける、というスタンスが良いのではないかと感じました。
「体に良い」という考え方で実行していくのではなく「自分に合っているか」で取り入れていくイメージです。
そして、「好き嫌い」という軸ではなく、一度は「パフォーマンスを落とさないか?」という軸でものを見てみる。
そうした物事の捉え方と実行をするには、この本を参考にするのはすごく良いのではないでしょうか。
まとめ
ローパフォーマンスになってしまっている原因から、改善方法としてデトックスのほかに、睡眠などの方法、一流のビジネスマンの考え方まで書かれており、とても読みごたえのある本でした。
デトックスや睡眠などの方法については、現代のビジネスマンでも取り入れられるように、帰宅時間や飲み会などの場合についてなども書かれており、「そんなのしたくてもできないよ!」と思う部分はありませんでした。
「パフォーマンスのためにすべてを実行する」のではなく、「まずは参考にして、できるところから実行する」ことで、ハイパフォーマーに近づけるのではないでしょうか。