身近に「お局さま」が居て困った経験はありませんか?
完全に「お局さま」とまではいかなくても、なんとなく仕事の注意が嫌味のように聞こえてしまったり、こちらの意見は完全無視のように無下にされたり、どうしても感情的になって会話がスムーズにいかないなど、困ったお局さまはどこの世界にもひとりは居るもののようです。
ですがそんなお局さまも、生まれたときからお局さまだったわけではありませんよね。
どこにでもいる「お局さま」は、いつ、どのようにして「お局さま」になるんでしょうか。
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お局さまは作られる
お局さまは、成長とともに「お局さま」になっていきます。
そのため、新入社員のときには素直な新人だったとしても、いつのまにか立派な「お局さま」になってしまうわけです。
また、昇進や地位があがったからといって急に「お局さま」になるというよりも、ゆっくりと、だんだんとお局さまになっていきます。
仕事を部下に教えるよりも自分でやった方が早いのでイライラ……
仕事の外注先はパートナーではなく「下請け」として扱う……
自分の説明不足を疑わず、察しの悪い同僚にイライラ……
そうした経験が積み重なっていき、いつのまにか「お局さま」と化してしまいます。
自分もお局になる可能性がある
「うちの会社にもお局さまがいるんだよね~」と思っている人も、他人事ではありません。
お局さま本人でさえも「自分がお局さまになる」と決めてお局さまになってはいないでしょう。
むしろ現在お局さまの人でさえ「自分はお局さまにはならない」と思っていたのではないでしょうか。
それでもお局さまになってしまうのです。
あなたも気づかないうちに「お局予備軍」に入ってしまってはいないでしょうか。
気を付けてみてください。
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お局にならないために
「お局さまにはなりたくない!」と考えていたとしても、いつのまにかなってしまうのでは木を付けるのは難しいですよね。
どうすればお局さまになってしまう前や「お局予備軍」の段階で気づくことができるのでしょうか。
無意味なプライドを主張しない
お局さまの特徴のひとつとして、プライドが高いということがあげられるのではないでしょうか。
部下を叱責したり、いつもイライラしている態度というのは「仕事ができる自分」を演出するうえで、かなり都合が良いのではないでしょうか。
はたから見ていると「気分にムラがあって、とても仕事ができるとは言えない」という状態でも、本人としては「やってる感」が出せてある種の満足感があるのではないかと思います。
そういった他人を下げることで自分のプライドを保つような無意味なプライドを主張しないというのは、お局さまにならないためにとても大切なことだと思います。
「自分は自分、他人に流されない」というのは、他人を従えることではありません。
他人の主張を受け止めることができないで「自分の主張だけを聞いてほしい」というのは、後輩に尊敬される先輩になるどころかお局さまへの道を進んでいってしまいます。
ここでいう「他人の主張を受け止める」ということと「他人に従う、他人に染められる」ということは違います。
自分の主張を持つことと、自分の主張を誇示することを勘違いしてしまうと、お局さまになっていってしまうでしょう。
まとめ
「年齢を重ねるごとに頑固になっていってしまう」というのは、自分の感覚からもなんとなくわかります。
わたし自身、以前よりも素直になれないと感じています。
年齢を重ねれば、ある程度の経験をしていますから、自分の行動や判断に自信が生まれてくるのもわかります。
ですが、そこで自信を持つだけでなく変に頑固になってしまっては「お局さま」になる日も近いのではないかと感じています。
お局さまにならないように、新しい刺激を取り入れたり、意固地にならないように注意したり、気を付けていきたいですね。
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