「借金なんてしないほうが良い」とよく言われます。
ですが、ほとんどの方は借金をしているのではないでしょうか。
奨学金や住宅ローン、借金をしない一括払いで車を購入する人は少ないでしょう。
そうした大きな買い物でなくても、クレジットカードを持たないという人は、少ないのではないでしょうか。
それらは、名前が違うだけですべて借金です。
どうして「借金しないほうが良い」といいつつ借金をするのでしょうか。
また、借金しているのに「借金しないほうが良い」と言うのでしょうか。
借金とはそれほど悪いものかどうか、考えてみたいと思います。
[001]
借金のデメリット
確かに、借金をするデメリットも多いです。
利息が付くので、借りた金額よりも帰す金額の方が多くなります。
普通の会社員でしたら年収は決まっていますから、悲しいかな、生涯に稼げる金額も決まっています。
ということは、返す金額が多くなってしまうと、結局は生涯に利用できる金額は減ってしまいます。
つまり、1000万円の生涯所得だったとして、100万円の車が10台買えるところが、借金をしてしまうと9台、8台しか購入できなくなってしまうということです。
これは借金をする大きなデメリットでしょう。
借金のメリット
では、それでも借金をするのはどうしてでしょうか。
それは「今持っていないお金を使うことができる」という点です。
先の例で言えば、1000万円の生涯所得で100万円の車を10台買おうと思ったら、最初の1台目は100万円を貯めないと買うことができません。
ですが、借金をすると最初の100万円を貯める間も。車を手に入れて使うことができます。
お金を前借することで「時間を買える」、これが借金のメリットだと言えるでしょう。
するべき借金とは!?
借金にもメリットがあるとすれば、上手に利用するべきでしょう。
ですが、なんでもかんでも借金をしていては、破産してしまう可能性もあります。
では、どういう借金ならしても良いのでしょうか。
しても良い借金は「自分への投資」
まず申し上げておきたいのは、私は自己啓発を進めているわけではありません。
自己啓発本を読んだとしても、よっぽどのことがなければ何かが変わったりということはないと考えています。
ですが、いろいろな経験をすることは、とても良いことだと思っています。
本のような「疑似体験」ではなく、実際に体験するのは、なかなか難しいです。
そうしたことができるなら、お金を払ってもしたほうが良いのではないでしょうか。
してはいけない借金とは!?
自分への投資については借金をしても良いとなると、どういう借金はするべきでないのでしょうか。
それは、いっときの娯楽や快楽のための借金です。
これらのために借金をしはじめてしまうと、借金に終わりがありません。
もちろん、娯楽のための出費がすべて悪いのではありません。
娯楽のために借金をするのがよくないのです。
ですから、娯楽のためにお金を使いたいのでしたら、計算してお金を貯めれば良いのです。
しても良い借金、してはいけない借金について、少しだけ理解できたでしょうか。
もちろん、これはわたし個人の考えですから、必ずしもこの判断基準が正しいとは限りません。
ですが、もし迷ったらぜひ参考にしてみてください。
悪いのは「借金」ではなく「借金する人のメンタル」
こうしてまとめてみると、借金をすること自体が悪いのではなく、欲しいものやいっときの感情のためにしてしまう借金がよくないということがわかると思います。
つまり、良い借金も悪い借金も、借金をする人次第なのです。
たしかに、未熟な精神のままに多額の借金をしてしまうと危険な状態になってしまうこともありんます。
しっかりと借金をについて知り、危険な借金は避けたいものです。
[003]