WEBマーケティングに携わるなら、常に競合の動向には気を配りたいもの。
しかし、まずどこかの市場に参入しようと思ったら時に必ず必要なのが「競合調査」です。
ですが、競合調査とは一体何をすれば良いのでしょう?
今回は、知っているようで知らない競合調査についてお話ししたいと思います。
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幅広い競合調査の範囲
競合の情報といったら、どんなものが入手できるでしょうか。
提供しているサービス内容とバリエーション、WEBサイトのデザイン、掲載されているコンテンツ、プロモーション手法と内容、スタート時期、投入資金…
すぐに思いつくものでもこれだけあります。
今の時代「他社の情報」とはいえ調べようと思えば沢山の事が調査できるのです。
では、自社の活動に活かせる競合調査とはどのような情報でしょうか。
本当に競合してる企業について調査する
そもそも、調査する「競合」とはどのように決定すればよいのでしょうか。
類似サービスを提供している会社はすべて競合とみなしてしまいがちですが、実際にはそうでないケースも多いのです。
同じ業界、類似サービスを提供している企業でも、ターゲットが違えば競合しないケースも多くあります。
反対に、違う業界の企業でもターゲットが同じであれば競合として動向のチェックが必要な場合もあります。
競合のターゲットを調査し「本当に競合しているか」に注意する事で、マークする企業が絞り込めてくるでしょう。
サービスの内容や、製品について調査する
競合する企業が決まったら、そのサービスについて調査を進めます。
サービスの質や体制、価格やデザイン、販売経路やプロモーション、機能など、サービスについて調べ尽くします。
ここまですると、競合と戦えそうな部分に参入していくか、どこまでコストをかけるのか、または参入する前に手を引くか、戦略を練っていくことができます。
競合調査にかける時間
競合について、調べようと思えば思うほど、時間がいくらあっても足りません。
調べられるだけ調べようと思うとキリが無いですし、競合の情報を調べる方法を調べ出したら、もうどこまで情報収集をしたら調査が終わるのか、わからなくなってしまいます。
競合の現状から、様々な仮説が立てられますし、情報をいろいろな見方で見ることができます。
大切なのは競合調査自体ではなく、競合調査の結果、少しでも有利な戦略を立てることです。
そのことを意識して情報収集に取り掛かりましょう。
競合調査ができたら、戦略を練り、その市場に参入するかどうかを決めます。
あなたが個人事業主か社長や重役でなければ、おそらくその私情に参入するかどうかを決めるのは、あなた以外の人物でしょう。
練った戦略は資料にして提案をし、参入するかを決定するでしょう。
そのための資料を作成する時間もありますので、余計に「完璧な競合調査」をすることにこだわりすぎないようにしましょう。
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