ロジカルシンキングってよく聞きますが、本当に意味がわかって使っていますか?
わかりそうでわからないビジネス用語「ロジカルシンキング」について、その習得方法まで調べて考えてみましたよ!
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ロジカルシンキングって何?
ビジネスではよく「論理的に考える事が大事だ」とか「ロジカルシンキングでものを考えろ」といった事をよく聞きます。
ですが「ロジカルシンキング」とは、つまりどういう事をいうのでしょうか。
今回は「ビジネスで使えるロジカルシンキング」とはどういうものなのかをお伝えできればと思います。
筋道を立てて考える
ロジカルシンキングとは、その名の通り「論理的に考える」という事です。
「論理的」にというと、何を思い浮かべるでしょうか。
筋道を立てて考えるという事も、確かにロジカルシンキングの一面ではあります。
しかし今回は、もう一つの「ロジカル」にフォーカスしてお伝えしたいと思います。
「ロジカル」の意味
「ロジカル」というのは、そもそも「Logical」つまり「Logos」という事。
つまりロジカルシンキングというのは「言葉で考える」と捉える事ができます。
「言葉で考える」というと単純な気がしますが、実はこれが厄介です。
実際にロジカルシンキングしてみる
試しに、頭の中にある考えを書き出してみて下さい。
今日起こった出来事や、今までで一番面白かった事で結構です、人に伝えるつもりで書き出してみてください。
言葉で喋るのではだめです。
言葉は発した瞬間から消えていってしまう為、曖昧になってしまいます。
どうですか?
なかなか書き表せないかと思います。
または、何度も書き直しをしてしまうでしょう。
これが、頭でわかっている事を論(言葉)にするという事で、簡単なように見えて実は簡単ではない事なのです。
ロジカルシンキングを身につけるには
「言葉で考える」と言うのはなかなか習慣になるまでは時間がかかるでしょう。
ですが、難しいという訳ではありません。
先程の「頭で考えている事を書き出す」という事をしたときも、面倒で苦戦はしても、できない事ではなかったはずです。
ロジカルに物を考えたいと思ったら、ノートなどに書きながら「言葉で考える」という事をしてみてください。
最初はなかなか難しいと思いますが、これを続けて行く事がロジカルシンキングの第1歩です。
言葉に気をつける
言葉で考えるトレーニングとして「ノートに書きながら考えるようにする」という事をご紹介しましたが、この時注意しなければならない事があります。
それは「使う言葉に気をくばる」事です。
私たちは普段なにげない会話の中でさまざまな言葉を利用しますが、実は「聞き知っただけで意味があいまいな言葉」というのが多く存在します。
ロジカルにものを考えようと思った場合には、これらの「あいまいさ」は天敵です。
あいまいな思考を具体化するために言葉を使おうとしているのに、その「言葉」があいまいであっては意味がありません。
今は辞書を持ち歩かなくても、スマホですぐに意味が調べられる時代です。
少しでも言葉にあいまいさがあれば、放置せずに調べる癖をつけましょう。
ロジカルシンキングが仕事で必要なワケ
ロジカルシンキングを身につけるためのトレーニング方法をご紹介しましたが、そもそもなぜロジカルシンキングが必要なのでしょうか。
ビジネスにおいて「考える」事が求められているのは「考えなければライバルに勝てないから」です。
その「考える」という行為を助けてくれるのが「ロジカルシンキング」であり、世に出ている各種「フレームワーク」なのです。
各種ビジネス本などに掲載されているフレームワークなどは、論理思考の助けとなってくれます。
それらは「今、解っている事を明確化し、解っていない部分を発見する」助けになります。
その為に「言葉にする」「具体化する」という事が必要になるのです。
ここまで「ロジカルシンキング」というものを落とし込む事ができれば、これをビジネスに活用するのは簡単です。
何かのディスカッションの際、または、現在の業務の見直しの際、書きながら考えてみてください。
きっと頭の中だけでは発想し得なかった所に着目できる事と思います。
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