将来の夢を「アラサー」という人生のステージで考える

こどものころは「将来はなにになりたい?」と聞かれたら「お花屋さん」と答えていました。

周りの子に合わせて言っていただけで本当になりたかったわけではなかったので、小学校中学年ころにはあっさり違う職業になりたいと考えていましたけど。

それにしても「将来」っていつなんでしょうか。

幼稚園のときに言っていた「将来」って、もう終わってしまったんでしょうか。
それとも今?

わたしは今30歳手前で、俗に言うアラサーです。

こどものときと今とでは経験も将来の夢も大きく変わりました。

人生や将来について、アラサーというステージで考えてみたいと思います。

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目次

将来や人生を「職業」として捉えていた学生時代

学生のうちに将来のことや人生のことを考えたとき「職業」として考える方が多いのではないでしょうか。

「将来はなにになりたい?」
「卒業したらどうする?」

確かに、人生の多くの時間は仕事に費やします。
会社員はもちろんですが、フリーで働いている人たちも、仕事につながることをしている時間が多いでしょう。

ですが、本当はもっと、職業に縛られずに人生を選択しても良いのではないでしょうか。

 

社会に出たら「職業」以外に大切なものが多かった

わたしは転職回数は多いですし、いつもなりたい職業になってきたかはわかりません。

とりあえず生活しなくちゃいけなくて、とりあえず正社員で働こうと考えて……

やるならこういう仕事がしたいな?とは考えたりしますが、なりたい職業とか将来の夢なんて考えていなかったので、異業種に転職することも多かったです。

おかげで「今なにやってるの?」と聞かれたら、「えっと、広告関係の仕事でパソコン使ってなんかやってます……」などと答えていて、はっきり自分が何者かを言うことができませんでした。

ですが、やりたい生活はできていました。

お芝居に出るために就職せずにアルバイトをしていたり、ひとり暮らしをしたいから生活できるだけの給料が稼げる会社に就職したり、好きなことをしてきました。

高校を卒業してから約10年が経った今、職業以外に「大切なこと」や「やりたいこと」ってたくさんあるんだと気づきました。

 

人生の計画を立てる大切さ

人生の計画というのは、職業のことだけではありません。

自分はどういう生活を送りたいのか、どんなことがしてみたいのか、いつなにをしていたいのかなど、たくさんのことがあります。

わたしは「将来」というものを「職業」でしか考えてこなかったため、そうしたイメージがありませんでした。

そのため、衝動的にやりたいことをやることが多く、借金もしましたし、なんども転職をしました。

ですが本当は、仕事をしている以外の時間や、自分が幸せを感じること、やりたいことなどに目を向ける必要がありました。

仕事や職業がどうでも良いわけではなく「それを仕事としてやりたい理由」など、自分の気持ちに目を向けていなかったんです。

 

学生にも、人生を職業にとらわれずに考えてほしい

わたしはこのことに気づくまで時間がかかりました。
そのあいだ、職業名をしっかりと名乗れないことに、劣等感を抱いたこともありました。

ですが、自分がどんな職業に就きたいかではなく、自分がどうなりたいかという観点で人生を考えてほしいと思います。

わたしは20歳くらいで人生を決めるなんてとても難しいし、そんなことはしなくて良いと思っています。

安定の大企業にあこがれて入社しても、思うような幸せがあるとは限りません。

違うと思ったら転職もできますから、どうなりたいのか、どんな生活が送りたいのか、学生のうちからそういったことを考えたら良いのではと思います。

 

アラサーをどう過ごすか

いままでは、職業として肩書が無いことに不安を感じたこともありました。

「WEBディレクター」や「栄養士」「医療事務」など、自分が何者であるかを表せることがうらやましかったです。

ですが今は、自分がしたい生活ができていれば、職業に固執する必要はないんだと気づきました。

アラサーというステージにたった今、わたしは自分が自分であることを認めて、自分らしく生きることを目標にしています。

20代をがむしゃらに走ってきた経験をかたちにするように、このアラサーステージを生きていきたいと思っています。

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