アニメソングのココがいい!

近年「オタク」や「アニメオタク」が、だいぶ市民権を得てきて、とても良い事だと思います。
ですが今でも「声優は歌がうまくない」とか「歌が上手くても声優の歌やアニメソングは聞けばすぐ解る」という事をよく聞きます。
ですが、声優さんの歌やアニメキャラクターの歌がオリコンで上位に入っているという事は、良いと思う人も多いからではないでしょうか。

なので今回は、キャラクターソングの何が良いかについて考察してみました。

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目次

キャラクターソングって?

アニメキャラクターとして、声優さんが歌っている歌のこと。
以前はキャラクターの個性や心情を歌っているものが多かったように思いますが、最近ではそのキャラクターをアーティストのようにしてオープニングやエンディングを歌う場合も多いように思います。
また、そもそもキャラクターを「アイドル」という設定にして様々な歌を歌う物も、最近は多いなと感じます。

 

キャラクターソングの何がいいの?

「歌っているのは声優さんだから、声が素敵」という訳ではありません。
声の好き嫌いで判断をするなら、声優であるかどうかは関係ありません。

ちなみに、歌の上手さも関係ありません。
これは「あの人歌手なのに歌が下手」と言われているアーティストと一緒です。
どちらかというと、歌が下手そうなキャラクターなのに、キャラソンでは歌が上手いと残念な気持ちになるくらいです。

声でもなく歌の上手さでもないとなると、キャラソンの魅力は一体どこにあるのでしょうか?

まず1番には「好きなキャラクターが歌っている」という事です。
「そのキャラクターが好きだから、そのキャラクターが歌う歌も好き」という状態です。
3次元の話をすれば「中島美嘉さんはよく知らないけど、ナナが好きだからglamorousSKYは好き」という状態ですね。
これはキャラクターソング以外でも起きうる事です。
「バラエティー番組を見ていて嵐が好きになったから、嵐の歌も好き」という感じです。

ただし、アーティストは歌の宣伝でバラエティーに出演していたりするので、そのまま番組を見ていれば歌も流れる事が多いですが、アニメの場合はキャラクターを好きになっても、自ら探さないとキャラクターソングを聞けないというの違いがあります。
なので知っているとオタク扱いをされますが、聞き手に起きている心情は同じなのです。

キャラクターソングが好まれる理由はもう一つあります。
それは、滑舌がしっかりしているので、歌詞カードを見なくても歌詞が解るという点です。
ミュージシャンやアーティストではなく役者としての表現力を持っているので、歌詞の内容が伝わりやすいのです。

歌詞が解らないような歌い方を、一つのアートとして表現している。
そういった芸術的な部分を好む人には、キャラクターソングはあまり好かれないかもしれません。

声優は表現者ではありますが「何を言っているか解らなかったらダメ」という約束事があります。
考えてみれば当然ですが、どんなに良い表現をしても、何を言っているかが分からなければ物語として成立しませんので、そこはシビアです。
そういった滑舌、喋り方はマイクの前だけで起きる訳ではありませんので、歌にも出てくるというわけです。

そういった前提の中で歌がうまい、歌詞に共感出来るなどの要素が重なり、キャラクターソングの魅力にハマっていくわけです。

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